体がだる重くてやる気がでない。急にイライラしてしまう。

更年期による辛い症状には、女性ホルモンの減少による「自律神経の乱れ」が関係しています。

女性ホルモンの分泌量をつかさどっているのは、脳の視床下部と脳下垂体というところです。特に視床下部は、血流、血圧、心拍、発汗、体温などに関わる自律神経や内分泌系、免疫系、感情などもコントロールする働きをしています。

ところが、閉経が近づくにつれて卵巣機能が低下し、女性ホルモンが減少してくると、脳はホルモンをなんとかして回復させようと頑張ってしまうのです。視床下部から脳下垂体、そして卵巣という流れで、「もっとホルモンを出せ！」と命令を出します。しかし、卵巣は、もうその指令に答えることができないので、脳は混乱し、暴走してしまいます。その影響を受けて、自律神経のバランスや感情面、免疫系の働きなども一緒に乱れてしまうというわけです。

ハンドマッサージは、

自律神経やホルモンバランスを調整しリラクゼーション効果など、さまざまな効果が期待できる

皮膚は脳神経の末端器官なので、皮膚に刺激を与える事で、精神状態に働きかけることができます。

エステティシャンの手がお客様の皮膚に触れることで副交感神経が働き、興奮状態（交感神経・緊張状態）を鎮めてリラックスさせ、穏やかな気持ちに導きます。

ハンドマッサージには

自律神経の乱れ・更年期障害など様々な不調の改善効果があるといわれています。

ハンドによるマッサージケアは、セルフケアでも。

バスタイムのマッサージで、免疫力アップ&自律神経を整えましょう。

更年期症状にご苦労されている方も多いと思いますが、無理しないで。

更年期を健やかに乗り越えて、これからの未知の世界を、楽しく生きていきましょう。

Plofile

金子靖子

オーナーエステティシャン

1971年大阪生まれ、２歳より千葉育ち。 短大卒業後、日本橋三越にて５年間勤務。退職後、エステティシャンに転身しフェイシャル専門エステで技術を習得。